「第1回夏泊半島大島クリーン作戦」ゴミ拾いに参加

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 秋も深まっていた10月30日。風もあまりなく晴れ。

 BLUE PEACE<ブルーピース>さんがネットで呼びかけていた、「第1回夏泊半島大島クリーン作戦」に、中堀一弥さんと一緒に参加しました。

 中堀一弥さんは、「青森の温暖化対策を考える会」の代表で、私もその会に参加して協力したりしています。

青森の温暖化対策を考える会
気候変動 | 青森の温暖化対策を考える会 | 青森市 青森の温暖化対策を考える会 青森から気候危機を解決するために今、行動する。企業や行政へのアプローチ、市民一人一人に知る機会を提供する。青森市 青森県 地球温暖化...
中堀一弥さんです。

 ちなみに、大島というのは、青森県青森市の東隣、「平内町」の海沿いにある、「夏泊半島」の北の突端から見える中々大きな島のことです。

 この大島は、なんと岬の突端と橋でつながっており、島へは自由に行くことができます。

岬の突端から長い橋が架かっていて、島の河原へ繋がっていきます。

 また、島へ続く橋のたもとには、海鮮丼を食べさせる飲食店や民宿、釣り堀などがありまして、大島まで車でドライブに来た人たちの、ドライブ先の憩いの場にもなっていたりします。

奥の右側の店で帰りにもずくを買いました。

 そして島は、周りが河原になっていたり、島の上の方は林や森があったりして、なんとも島らしい島として、なかなか有名な観光スポットです。

 さて、終わったからこうやってある程度詳しく説明できるものの、大島クリーン作戦に行く前、私は一切、大島の予備知識はありませんでした。

 ですので、島でゴミ拾いね、ふーん、その辺のゴミを、ホイホイと集めればいいのかなと、至極簡単に考えていたのが運の尽き。

 なんとゴミ拾いには、140人もの人が集まっていました。

受付にも人が集まっていましたが、周りには人がもっといました。

 そして開会式は、大島へ続く橋の入口で、すごい大勢の人が集まって、メディアなんかも来ていたりして、これは大々的なイベントだぞと、そこで初めて思い知りました。

 開会式でゴミ拾いに関する説明が細かくあり、少し寒かったので音楽に合わせて踊ったり、地球の健康を守るためにゴミ拾いを頑張ろうと主催者からのお話があったりして、いよいよゴミ拾いムードが盛り上がりました。

開会式でゴミ拾いに関する注意がありました。

 さて、ゴミ拾いが始まりました。私と中堀さんは、初めは島へ渡った先の、河原や草原がある入口で、ゴミを拾っていました。

 周りにも多くの人がいたので、民族大移動のようにみんな移動しながら、ある程度ゴミが拾われた区域が段々と広がっていきました。

最初は河原の方で軽くゴミ拾いをしました。

 それでもゴミにはいろいろな種類があり、ペットボトルやプラスチックなどの家庭ゴミから、はたまた漁師が捨てたというロープや浮き球や網がたくさんありました。

 特にロープや網は、海藻がものすごく絡まっていて、その海藻をほぐしながら、そのロープや網をなんとか取り出して、漁師ごみ用のゴミ袋にためていきました。

 普通のゴミもたくさんありましたが、それよりも何よりも、漁師が捨てたであろうロープや網がこれほどあるとは、思ってもみませんでした。

浮き球や網の束、樽のようなものが見えます。

 しかし、島の入口の河原や草原で拾うゴミなど、些細な量だというのを、後々知ることになります。

 午前中開催されたゴミ拾いの後半、主催者より、ある呼びかけがされました。

 「島の奥へ行ったゴミ拾い隊が、ものすごい量の漁師ごみを集めて、島の奥に集めてありますので、それをバケツリレーのように、島の入口まで持っていきます。男手や、力のある人たちは、島の奥への道で、全員まずは並んでください」

 だいたいそんな呼びかけだったでしょうか。

 バケツリレーのように・・・。私達あまり良くわからないまま、島の左側の奥の方へ行くと、そこはなんと!あの火曜サ〇ペ〇ス劇場の、犯人を最後追い詰める崖の断崖絶壁のような場所だったのです。

 まあそれは言い過ぎですが、それでも、結構下まで距離があるなだらかな崖に、奥へ続く道を少し作ったような、結構狭い道でした。

 バケツリレー部隊は一列になり、その狭い道をずんずん進み、島の奥のゴミがためてある場所に辿り着いた人から、順々にそこに一列に、少しだけ間隔を取って並び始めました。

 私は列の途中に居たのですが、一列に並んだその場所は、結構道が狭く急な部分で、こりゃ中々酷な配置だぞと、少々冷や汗をかき始めました。

 そして崖を抜けた平坦な場所まで列がつながると、とうとうそのバケツリレーは始まりました。

 「ハイッ!ハイッ!」と、次から次へと、巨大な漁師ゴミが、前の列からひっきりなしに渡されてきます。

 そのゴミの大きくて持ちにくいこと。先ほどお伝えした漁師ゴミのロープの束や、大きい浮き球、網の束、なんかバスタブみたいなのまで、ありとあらゆる漁師に関するごみが、次から次へと渡されてくるのです。

 私はまるでベルトコンベアーの一部になったかのように、それを絶え間なく受け取っては渡し、受け取っては渡し、ちぎっては投げ、ではありませんが、ゴミをバケツリレーし続けました。

 それは、もしかしたら30分程続いたかもしれません。

 途中、このバケツリレー作業をなんとか写真に収めねばと、スマホをポケットから取り出して、なんとか画像を取ったのですが、寒いかもと思って着ていたウインドブレーカーを脱いだり着たりで、危うく受け渡しが途切れそうになり、相当慌てました。

島の奥の方まで、崖の上の細い道が続いています。前の前の人が縄の束を持っているのが見えるでしょうか。

 そして30分もバケツリレーを続ければ、立派な有酸素運動になっており、息はハアハア、終わった頃には汗びっしょりになっていたのでした。

 バケツリレーが終わってからは、一旦平らな所に集めた大量の漁師ゴミを、島の入口に用意してあったいくつものフレコンバッグがある場所までみんなで運び、バッグの周りに大量のゴミがすべて集まった時点で、大島クリーン作戦は終わったのでした。

台車に載せたフレコンバッグに、ゴミを集めて、後で持っていくようです。

 それにしても、大島へ漂着していた大量の漁師ゴミには驚きました。

 聞いたところによると、漁師さんの多くは、ゴミになったロープや網や浮き球を、海へそのまま捨てているのだそうです。

 漁師さん全員がそうではないと思いますが、大島の奥や入口に漂着していた漁師ゴミの量は、半端ではなかったのは確かです。

 そして今回なんと、島全部のゴミ拾いが出来たわけではなく、まだまだゴミが落ちている区域は残っているそうです。

 それらのゴミは、来年また雪が消えたらみんなで拾うと主催者が言っていました。

 メディアやCMで良くゴミの問題が取り上げられていますが、大島の大量のゴミを目の当たりにすると、こりゃ他人ごとではないと思い知らされます。

 皆さん、ぜひもっと地球環境に関心を持ちましょう。

 ゴミで溢れた未来の地球なんて、私は見たくはありません。

 そのためには、今生きている私たちがなんとかするしかないと思いますので、ぜひぜひ、このようなゴミ拾いにも関心を持っていただけたらと思います。

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代表プロフィール

青森市でパソコン関係全般の自営業をしております。
多くの人々の数多くのパソコンのお悩みを聞き続け、ほぼすべて解決に導きました。
これからの時代、ITの表現が重要になると確信し、その一歩として雑誌「気刊アンダーライン」を刊行致しました。
快活一番。誰にでも同じ目線で誠実に向かうことをモットーにしています。

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